拠点B

世界の記述

かにのかくにと味覚未確認の国の蜜柑ちゃん


マグロは一生寝ずに泳ぎ続ける。だからおれもマグロを見習って、不眠不休でしょうもないことを言い続けたほうがいいのでしょうか?

牛乳をレンジでチンして顆粒のインスタントコーヒーをティースプーンで3杯入れて飲みきって1、2時間くらい経った後おかわりで冷たい牛乳を注ぐとミルメークのコーヒー味と同じ香りがする。ミルメークはコーヒー以外にもいちごやメロンやココア味などがあるけれどコーヒー味とせいぜいいちご味くらいにしか価値がない。となるとなぜその他の味のミルメークはこうして価値を与えられ市場に出回っているのか? ここまで読んで一回寝た方がいいと思った人、試験監督がそちらに向かいますので両手を高く挙げてください。

しょうもないことを言い続けないと生きていけない。

無題 2023


 何年か前から続いているモノレールの延伸工事の音がたいして気にならなくなった。なぜだ?
 乾いた衝撃音と振動は部屋の薄い壁一枚ではほとんど吸収されることなく、どちらかというとおれの凝り固まった愚鈍な脳味噌の二層目あたりできれいに無力化されていく。此方から手を差し伸べない限り乾いた音が最深部まで到達することはなく、かといって一度手を差し伸べてしまえばその音は純粋さを欠いてしまう。とてもかなしいことです。聞こえてんだろうがよ、間抜けが。
 ところでやつらは2080年までに行川アイランドあたりまで路線を延ばす気らしい。到底無理な話だと思うけど、君はどう思う?

 どいつもこいつも毎年「もっとできた」なんて言いながら年を越して行きやがる。必要以上に深刻ぶりやがって。来年もおれとおまえらにとって都合の良い一年になりますように!

 さて、次に大事なのは姿勢だ。悪い姿勢のまま問題を凝視したり抱え込んだりすると、いつもより節々にかかる負荷は大きくなるし、実態以上に重みを感じやすい。これが癖になってしまうと、ものごとに向き合う姿勢はどんどん歪に、重苦しくなっていく。どこか早い段階でどうにかして断ち切り、自己完結型の無駄な真面目さをとっぱらってやる必要がある。

そこでこの「エンブリー」



ダーク琴奨菊 自伝
第4章 第31節より

こんちは, world

4月の第1週は既に始まっているんだぜ。

何もしてないわけではないが、何かしたかと言われると。やはりマイペースでは遅すぎるらしい。

働く上での共通言語、初歩の初歩。ある塊がある枠の中でどういう機能を果たしているのかなんとなくわかった気でいても、じゃあ説明してみろとなると何も言えなかったり。うろ覚えでは何の役にも立たない。最低限のおはなしができるレベルまで繰り返す必要があるんだっピ。ハッピーカメラが欲しい

とにかく時間が足りないが、焦らずうわつかず心の重心は落としていく感じで。tune upしていきながらもcalm downなのです。

令和45年のサムへ

早生まれで周りの子より発育が遅かったので、ウィルスミスとエディマーフィを別個体として識別できるようになったのが同級生と比べて遅かった。

「名前くらいは知ってる」みたいなものを自ら知りに行こうとするマインドが大事だ。気を抜くと人生は凝固し始める。

物書きの文章よりも素人の文章のほうが参考になる。自分と似たような稚拙さがあるから。ちゃんと煮詰めれば読める文章になるってのは知ってる。気持ち悪さを削いでく工程で手を抜くと後で痛い目に遭うよ。

継続は力なり

【前回までのあらすじ】拠点を移し、ブログを続けていく決心をした私。自尊心、自制心、克己心、あらゆる心を都会の喧騒にかき消されそうになりながらも、なんとかその日暮らしの生活を続けていた。一方ジャマイカでは、ナホナホのママが日本のお米の炊き方を調べて奮闘中。当初の武器輸出計画には頓挫したものの、一貫して形容詞の叙述用法や他人との距離感を誤り続けた私立ごまだれ大学が5年ぶり2度目の優勝を果たした。「終盤での粘りが見事だったね」と琴奨菊。今日は晩ご飯いりません。(取材・文=中山カーニバル)